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平成21年2月14日


(※講師 平  研氏)
行程=私市駅→日の出橋→私市橋→逢合橋(2キロ)
古文化同好会2月暦歴史健康ウォークは<天野川の自然と野鳥を観察>を企画!
会友 平  研氏(交野野鳥の会会員)の引率で地元の愛川<天野川>の野鳥を
観察、18名の会員が参加しました。私市駅集合時は小雨が降ってくる怪しいお天
気でしたが、市大植物園前の日の出橋到着の頃には雨も上がり、西の空も明るく
無事にスタートすることができました。
講師の平さんから天野川の堰・動物の生態などレクチャーを頂き、皆さん用意され
てきた双眼鏡・カメラを用いて川面の鳥たちを観測、普段は身近な天野川をウォー
キングしているものの注意不足なのでしょうか、ズームアップした鳥たちの美しさに
驚きと感嘆の思いをもって約2キロの天野川野鳥ウォッチングを終えたのでした。


日の出橋で記念撮影(撮影者村田さん)
私市駅集合、中会長あいさつ
講師の平さん挨拶
平さんの天野川の説明に聞き入る
天野川と尺治川の合流地点
カルガモ夫婦を発見
マガモの顔の色が美しい
ダイサギが獲物を狙う
ダイサギ・カルガモ・マガモのパレード
天野川を守る会看板
天野川の野鳥会の展示写真コーナー
加賀田用水記念碑の内容を熱心に見る
加賀田用水記念碑
以下、講師平さんの資料を皆さん参考にされました。
当日観察した野鳥たち
※ 写真は<野鳥図鑑より転載しました

カワセ
は発見せず
イソシギ
カルガモ
エナガ
キセキレイ
コガモ
スズメ
セグロセキレイ
ツグミ
ヒヨドリ
バン
ムクドリ
メジロ
モズ
ホオジロ
マガモ
ハクセキレイ
ダイサギ
アオサギ
コサギ
ゴイサギ

講師 平  研氏の資料
1) 天野川の自然
護岸工事によって消失した天野川の自然は、天野川が持つ修復力によって甦ってきています。水底には藻が生え、定生生物が棲み、さかなを育て、中洲には草や木を生やして、昆虫、鳥その他の生き物たちの生活の場をつくりました。
ここではいろいろな種類の野鳥が多く見られます。(年間60種類余り)。野鳥の種類が多いということは、野鳥の餌になる多くの植物の実や多様な生き物が、生きる豊かな自然がそこに再生しているということです。
2)どんな野鳥がどのように生きているのか
<カワセミ>ここの目玉の鳥です。日の出橋から逢合橋までの約2キロのあいだで5羽ほどみらす。
1羽だけの縄張りをもつ鳥が、こんなにも高密度で生息しているのは他ではそう見られるもではありません。それだけに、餌の魚が豊富で、捕り易く、そこが安全な環境ということです。その空飛ぶ宝石の美しさと、餌捕りのダイビングはこの捕りを楽しむ醍醐味です。

<サギの仲間>:魚を食べる鳥のサギの仲間は、長い足で水中に立ち入り、長い首をすばやく突き出してえさをパクリとくわえます。その様も面白いが、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ゴイサギ、が食べる魚の数は膨大です。その裏には膨大な数の魚が生まれていて、魚の数は保たれています。バランスの取れた食物連鎖の生態系の姿です。

<カモの仲間>川底の藻や水草の根や柔らかい葉や茎などを食べています。ここで見られるカモは水に潜らないので、くちばしが届く深さでしか餌は取れません。逆立ちした餌捕りが見られます。コガモ、カルガモ、マガモ、などです。

<その他>河川敷や堤防で昆虫や草、木の種子や実を食べる鳥も多くいます。モズ、ムクドリ、他
3)水辺の鳥の餌
カワセミ:小魚、など
サギの仲間:魚、カエル、トカゲ、ザリガニ、バッタ、など
カモの仲間:藻、柔らかい水草の葉や根、など
セキレイの仲間:水生昆虫、稚魚、など

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