平成22年2月13日 星田駅〜山根街道 伝寝屋長者屋敷・西蓮寺・細屋神社・秦河勝の墓・ 国松弘法の井戸・京阪香里園駅まで
伝寝屋長者屋敷跡
室町時代の「御伽草子」の中の<鉢かつき姫>の舞台になったと言われる所です。
その昔、河内国の寝屋に寝屋備中守藤原実高という大長者が住んでいました。裕福で人々から「寝屋の長者」と呼ばれていた。唯一つの悩みは子供がいないことでした。毎日大和国初瀬寺(長谷寺)の観音様に子供ができるようお祈りをしていました。その甲斐あって女の子がうまれました。
姫はとても可愛らしく一家は幸せに暮らしていましたが、姫が14歳のとき母親が病に倒れ、観音様のお告げのとおり姫の頭に、<鉢>をかぶせて息をひきとりました。
その後、継母は姫につらくあたり、姫を殺そうとしました。追っ手が逃げる姫の首を切ったつもりでしたが、実は打上の四辻の地蔵さま(明光寺)が身代わりになったのです。追われた姫は淀川の身を投げたのですが、鉢が浮いて沈まなかったのです。
そこへ山陰三位中将という公家が通りかかり、姫を助け自分の屋敷につれて帰りました。公家の4番目の息子と恋仲になりましたが、周囲の者は反対し姫を屋敷から追い出そうとするため、姫は自ら屋敷を出ようとしますが、それを諌めるように鉢が頭から落ちました。鉢の取れた姫の顔は、それは美しいものでした。その上、鉢から出てきた宝物は牛車に積みきれないくらい出てきたのです。
公家は息子との結婚を許し、皆が幸せに暮らしたということです。その後は、継母・母子の行方は知れず、又長者の父は修業僧となり長谷寺に参っているところ偶然にも会って、後々までせいかつの面倒をよくみて一緒にに暮らしたといわれている。<寝屋川市・鉢かづき姫伝説コース> ※寝屋川URL
鉢 か づ き 姫 | | | | ぬいぐるみ | 鉢かつき姫の石像 | イラスト |
| | 長者屋敷公園の入り口 | 長者屋敷跡前の山根街道と工場の壁レリーフ |
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